保険の基礎

保険金請求時の手続き

    ATMのイメージ

    保険会社に連絡して、届いた請求書用紙に記入し提出。1週間前後で支払われます。

    保険に加入した後、実際に保険金を受け取るためには、保険会社に請求手続きを行う必要があります。いざというときに焦ることのないように、保険金がどんなときに受け取れるのかを事前に確認しておきましょう。
    まず、被保険者が亡くなった場合、入院・手術を受けた場合には、契約者または受取人が保険会社に連絡してその旨を伝えましょう。保険会社の担当者、営業所や支社、コールセンターなどどこに連絡してもOKです。
    連絡すると、保険会社から必要な書類が送付されるので、届いた請求書用紙に記入します。保険証券を手元に用意すれば、契約番号などの必要事項を書き込む際にスムーズです。保険証券を紛失してしまった場合には、保険会社に被保険者の名前と生年月日などを申し出れば調べてくれます。
    そして請求書と合わせて、必要書類を準備しましょう。保険会社によって異なりますが、戸籍謄本や住民票、印鑑証明、医師の診断書、死亡診断書などが必要です。診断書を提出する場合は、原則として保険会社所定のものを使用するようにしましょう。
    書類の提出後、保険会社での審査があり、支払対象と判断されると1週間ほどで受取人指定の口座に保険金が振り込まれます。もし書類に不備があったり、関係機関への事実の確認が行われるときは、その分支払いが遅れる場合があります。
    また、入院・手術給付金は受取人本人、つまり被保険者の請求によって支払われますが、もし被保険者がケガや病気で寝たきり状態になり、請求の意思表示ができない場合には、代理人が代わって請求する指定代理請求人制度が利用できます。契約者が被保険者の同意を得て指定代理請求人を指定します。