セカンドライフ

ライフステージ別 保険の入り方・考え方【セカンドライフをはじめるときに考える保険】

    セカンドライフのイメージ

    定年退職後のセカンドライフを安心して送るためには、リスクへのきちんとした備えがなによりも重要です。そのため、セカンドライフをはじめるにあたっては、これまでの保険を見直すことが必要になります。

    セカンドライフにおける代表的なリスクとしては、「長期入院」「介護」「長生き」の3つが挙げられます。それぞれのリスクに対して、いったいどのような保険で備えると良いのか考えていきましょう。
    まずは、長期入院への備えから考えていきましょう。60歳を過ぎると、入院へのリスクどんどん高まっていき、また入院日数も増える傾向にあります。その一方で、年金生活のなかで、長期入院などで生じる高額な医療費を自己負担することは、家計に大きなダメージを与えてしまいます。こうした長期入院のリスクに備えるためには、終身保障型の医療保険に加入することが必須になります。特に、がん・心筋梗塞・脳卒中の三大疾病はリスクが大きいため、これらに対して手厚い補償のある保険を選択することをオススメします。また、持病がある人には、引受基準緩和型の医療保険もあるので、よく確認してみてください。
    続いて介護への備えについてみていきます。現在、要介護認定者はどんどん増えています。公的介護保険に加入している場合は、要介護状態と認定されると公的介護保険サービスが受けられるものの、今後高齢化が進んでいくにつれ、自己負担額が増加することは必至です。もはや公的な介護保険では安心できない時代に突入した現在、自分が実際に要介護状態となった時のためにも、民間の介護保険に加入することは一つの手です。特に子どもがいない人や貯蓄が手薄な人には強くオススメします。
    最後に長生きへの備えです。現在の日本では、高齢化が進んだ結果、平均寿命が80歳を超える一方で、高齢者の割合が増えたことから社会保険制度の維持に不安が高まっています。そのため、貯蓄が足りない状態で老後を迎えた場合、老後破綻に陥るなんて悲惨なケースも少なくないのです。このような痛ましい事態を防ぐ手立てとしてオススメなのが、トンチン保険です。トンチン保険は、終身型の年金保険で、死亡時の返戻金が一定期間減額される代わりに、長生きするほど多くの保険金を受け取れます。こうした仕組みが長生きリスクへピッタリ対応していることから、現在注目を集めており、各保険会社から新商品が次々と発売されています。ぜひ確認してみてください。