シングルと保険

ライフステージ別 保険の入り方・考え方【おひとり様が入るべき保険】

    おひとりさまの保険イメージ

    バリバリ働いて、結婚予定も無く今後も仕事に邁進していきたい人はどのような保険を検討するべきなのでしょうか。確かに仕事で忙しく保険のことを考える余裕は無いかもしれませんが、おひとり様はおひとり様なりのリスクがあり、そのリスクには備える必要があります。そのリスクとは「自分が病気・ケガをした時、働けなくなった時」「自分が亡くなった時」「自分の老後に介護が必要になった時」の3つです。これらのリスクに対応するために、どのような保険が必要になるか、そもそも保険に入るべきなのかを解説します。

    まず一つ目「自分が病気・ケガをした時、働けなくなった時」です。
    このリスクへの対応の優先度は非常に高いです。万一自分が働けなくなってしまった場合、その生活を保障してくれる人はほとんどいません。会社員であれば、傷病手当金が出て、3日連続で会社を休んだ場合、4日目以降からは1年6カ月間、収入の3分の2相当を貰うことができますが、そうはいっても、重い病気になった場合入院が長引くことは必須です。それでは会社の保険だけでは賄えません。そのためがんや3大疾病への保障が手厚い保険に加入するか、特約を付加するべきです。また、いつそのような事態になっていいように、終身タイプの保険をおすすめします。多少保険料は高くなりますが、それでも今後のことを考えるならば医療保険は手厚いものに入っておくべきです。

    次に「自分が亡くなった時」です。このリスクへの対応の優先度はそれほど高くはありません。家族を持っている人と違い、ひとりの場合ならば残された人の生活をする心配もあまりありません。基本的に準備をするとなれば自分のお葬式代くらいと言えるでしょう。そのくらいであれば貯蓄で賄えます。自分が亡くなった後の親の生活が心配な場合も、保険で備えるというよりも、自らの貯蓄で備えておいた方が確実といえます。そうなれば、遺産として親に引き継がれます。ただ、もし保険料支払いに余裕があるのであれば、終身タイプの死亡保険に入っておいてもいいでしょう。

    最後に「自分の老後に介護が必要になった時」です。このリスクへの対応の優先度は、上記二つの間くらいです。そもそも介護保険自体、公的制度もしっかりとしているので、まずはそれを把握しておくことが重要です。そして、それでも不安な人で保険料にも余裕がある人は、介護特約付きの終身保険などに加入することがおすすめです。

    以上のリスクを踏まえて、自分に何が適しているかをしっかりと考えましょう。